水中にヒョイ浮かぶ 麗しい都建つ 明けの明星を待つ 憂える人々数々 水面飛び越えて 辿り着く青空 キラリ反射 チラリ見た 白樺の国で 白樺の国で 掌のように知り尽くした景色 見知らぬ人らは撒き散らした思い出し 懐かしい君は空高くから見おろしていた 輪郭がツンと明る 清清しい眺め光る 岩苔の息が上がる 地平線まで舞い上がる 乾いた風を割いて 唇潤したいので フワリ跳んだ 湖水への中 白樺の国で 白樺の国で 掌のように知り尽くした景色 見知らぬ人らは撒き散らした思い出し 淋しがる僕は懐かしみ、繰り返し 花びらのように行く先ない願い 見知らぬ人らは撒き散らした思い出し 懐かしい君は空高くから見おろしていた