もう 振り向かないで いようとしたけど 振り向いた ねえ さようならはこうも あっけないものだったんだね 空の音も 風の色も 違って見えた 君には必要だった 呼吸を止めてみても 水には溶けなかった あたしはそれでもまだありたいとしてた 背中を呼び止めるよう 理由を探してた 残ってなんてないって知ってたのに そう 仕方がないって いうならきっとそうなんだね また 頷くだけで済んでしまった 終わりまで 同じふりも分かったふりもうまくなかった 君には必要だった 呼吸を止めてみても 水には溶けなかった 呼吸を止めてみても 時は止まらなかった 昨日を消そうとして 明日を消そうとして それでも息を吸った あたしは今日を見た 追いかけていけるほど 弱くもなれなかった 君は振り返らないって知ってたのに