「深く眠れ」 闇(やみ)を求(もと)めた 心(こころ)の中(なか)の 傷跡(きずあと)を深(ふか)くえぐり出(だ)す それでも今(いま)は 疑(うたが)いもなく 駆(か)け抜(ぬ)ける風(かぜ)の住処(すみか) 古(いにしえ)の楽園(らくえん)が 熱望(ねつぼう)する 怒(いか)りのない微睡(まどろ)みを 儚(はかな)きその胸(むね)に 解(と)き放(はな)つまで 時(とき)の影(かげ) 忘(わす)れてしまえるのなら 悲(かな)しみも 真実(しんじつ)も 違(ちが)いはない筈(はず) 求(もと)むなら 答(こた)えを抱(だ)いたその手(て)で 暗闇(くらやみ)を愛(あい)し深(ふか)く眠(ねむ)れ 溢(あふ)れる涙(なみだ) 記憶(きおく)の中(なか)の 略奪(りゃくだつ)され続(つづ)ける明日(あす)へ 救(すく)いなどなく 信(しん)じるものも 戻(もど)る場所(ばしょ)もない世界(せかい) 躊躇(ためら)わず振(ふ)り下(お)ろす その刃(やいば)に 答(こた)えをただ探(さが)してた 葉(かな)わぬ情熱(じょうねつ)を 焼(や)き払(はら)うまで この胸(むね)に 響(ひび)き渡(わた)る呼(よ)び聲(ごえ)が 彼方(かなた)から君(きみ)のもと 辿(たど)り著(つ)く夜(よる)に 願(ねが)うなら 希望(きぼう)の爪(つめ) 研(と)ぎ続(つづ)け 真実(しんじつ)を愛(あい)し深(ふか)く眠(ねむ)れ 戸惑(とまど)う事(こと)で何(なに)か失(うしな)い この身(み)を切(き)り裂(さ)いたまま 時(とき)の影(かげ) 忘(わす)れてしまえるのなら 悲(かな)しみも 真実(しんじつ)も 違(ちが)いはない筈(はず) 求(もと)むなら 答(こた)えを抱(だ)いたその手(て)で 暗闇(くらやみ)を愛(あい)し深(ふか)く眠(ねむ)れ この胸(むね)に 響(ひび)き渡(わた)る呼(よ)び聲(ごえ)が 彼方(かなた)から君(きみ)のもと 辿(たど)り著(つ)く夜(よる)に 願(ねが)うなら 希望(きぼう)の爪(つめ) 研(と)ぎ続(つづ)け 真実(しんじつ)を愛(あい)し深(ふか)く眠(ねむ)れ 終わり