[00:01.14]朝も夜もその間も、変わらずに待ってた [00:07.40]想いの残滓を遠くに落とすようなメモリア [00:27.45]手を重ねて眠ったあの日を思い出す 優しさに震えた、初めての時 [00:40.23]睫を揺らした寝息に少し笑って 君の胸の音を聞きながら瞑るの [00:52.30] [00:52.66]今はまだ金糸雀(カナリア)の色をした [00:58.68]記憶の宇宙(そら)に浮かぶ、思い出を [01:04.65] [01:04.92]朝も夜もその間も、変わらずに持ってた [01:11.27]空いたままの掌には、抜け落ちた温度を [01:17.65]探すように彷徨う仕草だけが残って [01:24.13]私の喉元を、深く軋ませ続けるの。 [01:31.10] [01:44.28]手をそっと解いたあの日を思い出して [01:49.78]虚しさに震える、この一時は [01:57.03]柔らかい夢の跡をなぞるようにして [02:02.57]少しずつ越えて行くしかないのかしら。 [02:09.07] [02:09.46]今もまだ褪せる事を知らない [02:15.35]記憶の宇宙に浮かぶ、思い出を [02:21.42] [02:21.62]朝も夜もその間も、変わらずに持ってた [02:28.10]空いたままの掌には、すり抜けた温度を [02:34.42]探して彷徨う私の弱さが見えてる [02:40.85]君との思い出が、強く私を締め付けた [02:47.48] [02:47.86]全てがメモリアへと変わるのはいつになるの。 [02:53.82]宇宙から落ちて記憶の海に沈み行くのはもっと先なの? [03:00.66]「私の心を埋め尽くさないで」なんて [03:06.52]身勝手な言葉が、浮いては消えるわ。 [03:12.82] [03:13.26]今もまだ私を支配している 記憶の宇宙に浮かぶ、想いでは [03:25.33] [03:25.54]朝も夜もその間も、変わらずに待ってた [03:31.92]空いたままの掌から、すり抜けていくことを。 [03:38.32]彷徨う手も何もかもをメモリアに変えて [03:44.66]君を越える本の僅かな強さが欲しいよ。 [03:50.75] [03:50.96]いつかまた振り返ることがあるのならば [03:57.40]空いたままの掌で掬い上げるから [04:03.89]だから、どうかその時まで優しく沈んで [04:10.27]二人の残滓を淡く包むようなメモリア [04:17.30] [04:42.85]END