出会わなければ 意味のないことを考えた 冬の空が高すぎて悲しくて 押し潰されそうで 君の鼻歌 思い出しては口ずさむ 優し声柔らかな唇をそっと震わせていた 全てを投げ出したっていいよ そう思えることが全てだった 痛みを抱えて 踊り続ける日々を選んだ この恋は胸に締まっておく あの朝に溢れて君の涙が まだ僕の心を締め付けるんだ だから記憶の中にそっと沈めていよう 星がいつも 二人の空にはあったから 青い光照らされて迷うこと無く ここまで来た 運命のせいにしたりしても 僕はすぐに泣き出してしまうんだ こんなにも 自分の中に涙があったなんて知らなかったよ この恋が途切れた瞬間の あの音を聞こえないふりをした 触れた手にいつかの面影を 探してみても そう虚しくなるだけで この恋は胸に締まっておく あの朝に溢れて君の涙が まだ僕の心を締め付けるんだ だから記憶の中にそっと沈めていよう 夜が来て朝が来るように 冬が去り春が訪れるように また僕も恋に落ちるだろう 君の知らない輝きの中で また同じように冬の空を見上げるのだから