もしも、私が先に 天使になったら…ごめんね。 そんな話はするなよと あなたは怒るけど、 最期の日は神様にしか 決められないから、 今を この世界を、 胸に焼きつけて生きてる。 それでも私は、泣くのでしょう。 もっとその顔を見ていたかったと。 何より心残りは、 あなたを独りにしてしまう事。 だから、その日が いつ来てもいいように、 たくさん私の欠片 残して置こうと決めたんだ。 クリスマスの夜に買ったペアリング 一緒に食べたバースデーケーキの味 二人初めて重ねた唇の温度 これまでの事もこれからの事も、 全部愛しいよ。 今日から日記をつけよう。 詩もいっぱい残そう。 あなたが私を思い出にする日まで、 ちゃんと見守ってあげられるように。 今を ただあなたを、 胸に焼きつけて生きてる。 いつか必ず訪れる最後の日。 「ありがとう。」って別れられるように。 その朝も、あなたと居られますように。 おわり