「春夏秋冬」 作曲∶光田英生 春は薄紅をまとって そっと恋をしていた 月の舟浮かべる夜空 星に願いかけて はらはらと散る涙よ 遠い君連れてきて 愛しさは花になって まだ咲いてます 夏は蜩(ひぐらし)のあの頃  そっとくちづけていた 満ちる海 白い貝殻  永遠(とわ)の歌きいてた さんさんとよせる波よ 想う君連れ去って 黄昏に消えても まだまだ ここにいます 秋は落葉を映して そっと時を紡いだ 赤や黄に染まるこの道  誰を待つのでしょう ひらひらと舞う木の葉よ  愛し君伝えてよ すべりだす風になって  きっと 遥か空へ 春 夏と季節はゆき  秋を待ち いまひとり さよならは ひとつふたつ 音なく積もって 冬は静寂のあの丘 そっと愛を奏でた うす雲の五線紙ならべ  君に聞こえますか 君に聞こえますか 四季に似た恋よ 【 おわり 】