子(こ)どもの頃(ころ)見(み)た海(うみ)は 光(ひか)っていて ずっと遠(とお)くまで霞(かす)んで 広(ひろ)がっていた 黙(だま)った まま強(つよ)がった  幼(おさな)かったあの頃(ころ)の日々(ひび) 生(う)まれ育(そだ)った街(まち)は緑(みどり)と鳥達(とりたち)の声(こえ) いつも暗(くら)くなるまで自転車(じてんしゃ)こいでいた 小(ちい)さな世界(せかい)広(ひろ)がった そう思(おも)ったあの日(ひ)の僕(ぼく)ら 未来(みらい)へと希望(きぼう)乗(の)せて 今(いま)創(つく)り出(だ)される 新(あたら)しい風(かぜ)に 吹(ふ)かれながら 遠(とお)く離(はな)れていても 目(め)を閉(と)じれば ほら いつも蘇(よみがえ)る 海(うみ)を渡(わた)る鳥達(とりたち) そして僕(ぼく)らまた 明日(あした)へと旅立(たびだ)つ けど心(こころ)の中(なか)に いつの日(ひ)も 消(き)える事(こと)のない 美(うつく)しいふるさとはある 今(いま)目(め)の前(まえ)に広(ひろ)がる海(うみ)は 光(ひか)っていて 今(いま)も変(か)わらずに僕(ぼく)らを 照(て)らしていた 叶(かな)った 想(おも)い重(かさ)なった そう願(ねが)ってまたふり返(かえ)る 時代(じだい)は時(とき)を越(こ)えて 語(かた)り継(つ)がれてゆく 幾(いく)つもの夢(ゆめ)を 紡(つむ)ぎながら 永遠(とわ)に続(つづ)く世界(せかい)の ほんの一瞬(いっしゅん)に 泣(な)きながら産(う)まれた こうして僕(ぼく)らまた 確(たし)かめ合(あ)うだろう 今(いま)を忘(わす)れない様(よう)に 旅人(たびびと)は明日(あす)を見(み)つけ 僕(ぼく)らは未来(みらい)を知(し)ってく 過(す)ぎ行(ゆ)く時(とき)を 数(かぞ)えながら 生(い)きているっていう事(こと) 繋(つな)がっているっていう事(こと) 忘(わす)れないで 遠(とお)く離(はな)れていても 目(め)を閉(と)じれば ほら いつも蘇(よみがえ)る 海(うみ)を渡(わた)る鳥達(とりたち) そして僕(ぼく)らまた 明日(あした)へと旅立(たびだ)つ けど心(こころ)の中(なか)に いつの日(ひ)も消(き)える事(こと)のない 美(うつく)しいふるさとはある 消(き)える事(こと)のない 僕(ぼく)らのふるさとはある さあ 夢(ゆめ)描(か)こう 僕(ぼく)らの未来(みらい)へ さあ 旅立(たびだ)とう 輝(かがや)く未来(みらい)へ さあ みらいへ