夢なら覚めずにどうかこのまま あなたの寝息を聞かせて欲しい まるで心を包むように うたごえのように響くよ 明日はわたしの知らない街へ わたしの知らない靴を履いて 行ってしまうの この夜のあいだに 時を巻き戻せたなら 大きな 叶えたい 夢があると あなたは言った わたしもすぐそばで それを見ていたかったよ 本当ならあなたがこれから 泣くときも笑うときも すべて そばにいて抱きしめて 分かち合いたかった わたしにはそれが夢だった 明日には消えてしまうんだ わたしにはまだ分からないよ いまはやさしい寝顔を ただとなりで見ていたい どんなに誰かと愛し合っても 心は別々の場所にあって 私はあなたになれないんだ いま初めて気がついた ぼんやり明るむ遠くの街を 眠れぬまま眺めていると このままずっと 夢は覚めないで 続くような気がするけど ほら聞こえてる? いま感じてる? 小さな幸せのかけらを ねえ気付いてる? すぐそこにあるもの かけがえのないもの 凛と咲くあの花のように まっすぐにあなたを想ってる 喜びも 悲しみも すべて詰め込んで あなたの翼になりたいよ これからも消えてしまわぬように ずっとずっと支えあえるように 願いをこめてあなたをそっと抱きしめるよ