「疲れちゃった もうダメみたい」 今追いかけたって 繰り返すだけなんだろう 分かっててまたドアを開け 雨の中走り出す 相変わらず今日も朝まで飲んでて 帰って来たら見事こんな始末で 思い当たることばっかりで自分が嫌になる お前がいなけりゃ何にも 意味が無いって言ったって 今更信じてはもらえないかな わざとらしいって言われたって 優しくしたいんだって 気付いたのがさっきなんだ 格好悪いのも承知さ こんなに一緒にいるんだし 当たり前のようにそばにいてくれるから ありがとうもごめんなさいも 僕は言わなくなってた 追いかけながら少し僕は泣いてて だけどもしかしたらあなたも泣いていて どうしてこんなふうに最初から 思いやれなかったのか いやそうじゃなくて 最初から僕は失くして初めて 有り難さに気付くような奴だった あなたに愛想尽かされるのも納得の愚か者です 「この人でよかった」だなんて 思ってもらえなくたって 「言わなきゃ分かんない」って怒られたって どこにいるかなんてやっぱり 見当もつかないけれど 見つけるまでちゃんと走るから お前がいなけりゃ何にも 意味が無いって言ったって 今更信じてはもらえないかな わざとらしいって言われたって 優しくしたいんだって 気付いたのがさっきなんだ 格好悪いのも承知さ おわり