冷(つめ)たい風(かぜ)の中(なか) 溶(と)けてく息(いき)の白(しろ)さに ふと あなたの笑顔(えがお)が 映(うつ)し出(だ)された気(き)がして ペダルを漕(こ)ぐ足(あし)に ちょっぴり力(ちから)が入(はい)る あのカーブの先(さき)には変(か)わらないままの景色(けしき) 毎日(まいにち) あなたと眺(なが)めていたわ この湖(みずうみ) 細波(さざなみ)と木漏(こも)れ日(び)が織(お)り成(な)す穏(おだ)やかなシンフォニア ひとりでたたずんで溜(た)め息(いき)混(ま)じりの唄(うた) ふと あなたの笑(わら)い声(ごえ) 聞(き)こえた気(き)がしたから 凍(こご)えるこの胸(むね)に 温(あたた)かなあの言葉(ことば) まだ 抱(だ)きしめたままで 眺(なが)めている景色(けしき)なの 湖畔(こはん)の静(しず)けさを 涙(なみだ)が滲(にじ)ませたら また あなたの笑顔(えがお)の幻(まぼろし)が浮(う)かび上(あ)がる 今(いま)でも ときどきひとりで来(く)るの この湖(みずうみ) 細波(さざなみ)と木漏(こも)れ日(び)が懐(なつ)かしく誘(いざな)うそのシンフォニア そろそろ時間(じかん)だし おうちに帰(かえ)らなくちゃ ほら 想(おも)い出(で)の色(いろ)の水面(みなも)にさよならをして 湖畔(こはん)のシンフォニア 愛(いと)しのシンフォニア by-iwakura_sasami-