「下らない話をしながら歩いたあの道を、君はまだ覚えていますか」 「足りない言葉で語ってくれたあの夢を、君はまだ追いかけていますか」 「もう二度と君を泣かせたくないから、遠くで見守ることを選ぶよ」 「君さえ幸せなら僕のことなんてさ、忘れてしまっても構わないんだ」 まるで決まり文句みたいな言葉 そこにある嘘も見抜けないなら 何度だってやり直すよ 僕の息が止まるその瞬間ときまで 時間はまだあるから いまはもう少しだけ僕じゃない"僕"を愛していてね 名前も知らない他の誰かが こんな僕のことを馬鹿にしたとしても 人が言うその常識に盾突いてみたいな 傷付けた分だけ傷付いてみたいな 僕が手にするのは決まっていつも 忘れることの出来ない痛みなんだ でも僕は何処かに逃げ道を作れるほど器用じゃないから 何度だってやり直すよ なんて愚かな奴だと嗤われても 感じたもの全てが どこか遠い日の夢だったとしても もう一度触れたいから どうかもう少しだけ僕じゃない"僕"を愛していてね