「例えば、僕がさ  超能力を手に入れて  30分先のさ  出来事が分かるなら  …なんてさ、冗談さ。」  (冗談なら良かったさ) 「君がさ 僕がさ  …いや、なんでもないんだ。」 …消えちゃったんだ。消えちゃったんだ 湿気りかけた日々にブッ刺して さあ大変だ!さあ大変だ! そこにあったピル飲み干すんだ まあ貧弱な まあ貧弱な ひとりよがりの僕インナーワールド 今聞いたんだ 今聴いたんだ また、君の叫びだ サ サ メ ケ 見つからないまま走った 奥の奥まで 右も左かも 解らず 言い訳なんか要らない。 酷い醜態 晒して微笑む ササメク なんやかんやでさ今も嬉しいんだよ ふたりでひとりで ササメク 日に日に日に罅割れる 君の声まで 滲んで消えてく ササメク 「もう泣けど笑えど終わりよ」 君は微笑む 涙浮かべて僕を見る 意味などないまま君は… ふたりきりで、さ。 息をするのをさ、辞めたんだ。