手のひらで 融(と)けていく 欠片に運命 重ねた 冬の空 見上げて気付くの 君は 遠すぎること 過ぎていく 月日など 何一つ答え 出さずに 冷(ひ)え切った 空気が満(み)たした 部屋で 孤独に眠る 繋いだ手と手が離れて 二人はもう逢えない 夢の中まで 染まっていく そう 真っ白に··· 愛してた数 流(なが)した涙 空の果てから 欠片となって 遠い世界で 微笑む君に 音無き 思い そっと伝えて··· 面影も その声も 忘れることなど できない 振り向けば そこには静かな 果ての 無い銀世界 言葉にできない 思いが 私の 心埋(う)める 記憶だけでは 生きられない ねぇ 逢いたいよ··· 愛し焦(こ)がれた 君を忘れる そんな運命 知りたくないよ 氷(こおり)の棘(とげ)が まだあたたかい 私の 胸を 突(つ)き刺(さ)してゆく··· 瞳を閉じて 願ってみても 大好きだよと 笑ってみても すぐに辛(つら)くて 何も言えない それでも 君を 想い続ける··· 一人で見てた 綺麗な景色 君が隣に いてくれるなら··· 窓の外へと つぶやく夜は 天使の 羽が そっと舞い散る··· 愛し会えると 祈り続けて たとえ最後の 冬になっても 君と再び 出逢える日まで 消えずに いるよ どうか見つけて··· 暗い夜空照らす 星が 集い 導くから 何も 怖がらずに 君の 元(もと)へと 辿り着きたい···