[00:12.81]小さなバスで暮らしている [00:15.89]少女はいつでも待っている ひとり [00:22.88] [00:25.35]呆けた色に変わっている [00:28.46]緑の木目と蛍光灯 ひとり [00:35.07] [00:38.37]愛されては 宙に浮かんだ [00:44.20]夢のあと 探して歌ってる [00:50.63]ピンホールの [00:53.53]あやふやな写真ばっか [00:59.85]並んで凍えてる [01:02.53] [01:05.57]ねえ あなたとふたりで逃げ出した [01:08.93]あのほの灯りへと行きませんか [01:12.38]煉瓦の短いトンネルを [01:15.66]潜り抜けるのをためらって [01:18.64]何でもないような秘密をつくって [01:21.85]二人は共犯者になって [01:24.91]とても深くまで落ちたこと [01:28.10]口を開いてしまったこと [01:31.43] [01:34.61]小さなバスで暮らしている [01:37.45]見つからないまま泣いている ひとり [01:44.21] [01:47.10]大事に大事にしていたのに [01:49.97]二人を写した写真がない どこにも [01:58.21] [01:59.60]太陽のような林檎が落ちた [02:05.72]心ばっか 探して歌ってる [02:12.01]ピンホールの [02:15.11]あやふやな写真ばっか [02:21.41]並んで凍えてる [02:24.11] [02:27.11]ねえ あなたは [02:28.44]「どこにもいかない」と [02:30.52]そう言葉贈ってくれたこと [02:34.00]霞に沈んだ朝の街 [02:37.20]揺れるバスの背に寄り添って [02:40.26]このままどこかにいけたらなって [02:43.31]海に沈んでしまえたらって [02:46.50]ありもしないと言えないこと [02:49.68]何処にもいけないこと [02:52.04]知っていた [02:53.97]恥ずかしくなるようなこと [02:58.23]心もいつか灰になること [03:02.88] [03:04.58]それでいい ありのままで幸せだ [03:10.82]小さなバスは 海へ落ちていく [03:15.62] [03:40.90]ねえ あなたとふたりで逃げ出した [03:44.20]あのほの灯りへと行きませんか [03:47.64]錆びた金網にぶら下がり [03:50.76]ボタン千切って笑ったこと [03:53.93]何でもないような秘密つくって [03:57.13]二人は共犯者になって [04:00.44] [04:05.99]ねえ あなたは [04:07.21]「どこにもいかない」と [04:09.28]そう言葉贈ってくれたこと [04:12.75]霞に沈んだ朝の街 [04:15.92]揺れるバスの背に寄り添って [04:19.01]このままどこかにいけたらなって [04:22.19]海に沈んでしまえたらって [04:25.33]ありもしないと言えないこと [04:28.46]今もわたしは揺られている [04:31.87] [04:34.72]乾涸びたバスひとつ [04:51.21]