アナタは殴る 見るに見かねた神様が止めに来るまで アナタの両手は いつもアタシの血で乾くヒマもないほど アナタの指に 深くアタシを傷つけてくれる 指輪がある 見えないように いつもアタシの背中にまわした左手 悪いのはアナタの手手 アナタは責める 見たこともない道具と言葉を使って 壊れぬくらいに でも傷跡が二度とは消えないくらいに アナタは殴る 今じゃ頼みの神様も 来てはくれないみたい アナタの両手も 今じゃ自分の血を流すまでとまらない 痛いのはアナタの手手 こんな調子じゃアタシの命 幾つあっても足りない 愛してるわだけどアタシも 黙ってばかりはいられない パパに電話よ すぐにアナタを懲らしめに来てもらうから パパの手下が すぐにアナタの両手をナイフで切り取る フロアに広がる 赤く汚れた血の海にアナタの両手 許して欲しい?いいわ それでもこの手は返してあげない 憎いのはアナタの手手 いつかアタシの手を 優しく包む新しい手が アナタに生えて どこかアタシたちが 寄り添い住める 新しい家をその手で建てて 汗とアナタの血で濯ぎ浄めた 新しい手でアタシを抱いて 二度と放さないで 新しい手で正しい愛のカタチを探すの