[00:11.23]最終電車に乗る。 [00:16.46]冷たい車内は白い光にみたされながら、 [00:25.95]ゆっくりと動き出していく。 [00:32.19]ガラスの向こう側に、 [00:37.44]さっき君といた街の灯りがちいさくなるよ。 [00:47.16]欠けた月だけ追いかけてる。 [00:52.34]黒い空を僕を乗せて、ずっと走りつづけていく―。 [01:06.94]離れても、遠くても、全て君に向かっていく。 [01:17.47]つぎはぎの祈りでも、ひとつひとつ叶うように。 [01:27.85]何ひとつ迷わずに君が眠っていたらいい。 [01:38.27]なんとなく、うれしくて、 [01:43.82]おどけながら僕はちいさく手をふるよ。 [01:55.21]切符をにぎりしめて君の事を想う。 [02:04.91]駅に着くたび人影も消え、 [02:10.33]僕だけが独り残ってる。 [02:15.56]きしむ音で、少しだけ胸が苦しくて、 [02:25.38]帰りにくれたアメが苦いや。 [02:31.31]欠けた月のカケラみたいだ。 [02:37.24]窓に楽しそうな日々が、ずっと流れつづけていく―。 [02:50.76]離れても、遠くても、全て君に向かっていく。 [03:01.68]ほころびた願いでも、ひとつひとつ届くように。 [03:12.17]何ひとつ怯えずに、君が眠っていたらいい。 [03:22.85]目覚めたら、君が好きな全てで、 [03:29.47]世界が変わっているから。 [03:34.25]欠けた月の裏側でほら、唄う声が君まで届いた? [04:36.88]最終電車はもう、 [04:42.39]夜のはじっこに [04:46.77]たどり着く。 [04:49.51]たどり着く。 [04:53.25]