[00:10.45]最終便の観覧車───。 [00:12.60]君と僕が夜に浮かんでく。 [00:15.25]星空とパノラマの街の光と光の真ん中らへん。 [00:20.15]右手の中にある温もりは、 [00:22.70]いつか違う人を照らすでしょう。 [00:25.35]リズムが早くなりだす鼓動。君の名を叫ぶ心臓です。 [00:30.77] [00:40.58]約束交わさずに、いつかまた逢えるなんてどんな魔法だろ? [00:45.35]ごめん、ありがとう、さようなら、 [00:47.71]言いたくない言葉しか出なそう。 [00:50.40]気が遠くなるほどの未来で、心が重くってうずくまる。 [00:55.49]永遠によく似た10分間。その度、思うんだろう。 [00:59.75] [01:00.35]廻る、廻る、二人がほら夜に闇に光探す。 [01:10.31]恋しい、愛しい、想うゆえに胸がひどく苦しい。 [01:20.77] [01:28.39]真夜中、止まった観覧車───。 [01:30.72]忘れ物を取りに来たんだよ。 [01:33.24]瞬間接着剤の涙。開いた傷だってくっつけた。 [01:38.36]あー、そうでした。俺、こんなでした。 [01:40.72]君と会う前、自分嫌いでした。 [01:43.56]だから胸のいちばん奥で君の名を呼ぶんだよ。 [01:47.65] [01:48.30]廻る、廻る、心がまだ夜に闇に君を探す。 [01:58.18]恋しい、愛しい、知らない間に消えてしまう光。 [02:06.21] [02:06.84]確かなものなんていらないや。涙で悲しみを拭く。 [02:16.73]大丈夫。それでも僕だった。 [02:21.23]何もない右の掌で、残ってる温もりが騒いだって。 [02:27.10] [02:46.16]まぶた閉じた。記憶墜ちた。星が瞬く隙に歌う。 [02:56.03]100年分の鼓動のせて響く、声が届く。 [03:05.71] [03:06.60]巡る、巡る、君を想う。ひとつ、ひとつ、忘れながら。 [03:16.39]廻る、廻る、あの日のまま二人、夜に浮かぶ───。 [03:27.67] [03:39.82]あ、また同じとこ。戻ってきたら朝だよ。 [03:47.08]赤。青。夢。嘘。色づく空。 [03:54.60]帰宅。始発。陽射し。窓。きらめく世界流れた。 [04:02.20]もう手を振らなきゃ、 [04:06.09]サヨナラだよ───。 [04:09.80] [04:40.44] [04:55.63]終わり