あなた以外の人となら 踊りたくはなかったから ひとり抜け出した 棕櫚の庭を通りぬけ だれもいない浜辺 たまに会うとみんながいて 胸にためた言葉ふさぐ そっと ハッピーバースディ 背中越しに言ったから 聞こえないね きっと 銀の月が ゆれる波を抱いてキスをしたわ あんなふうがいいな いつか 奇跡なんて起るのかな あなたのこと胸の奥 忘れられる魔法があったら (ずっと 心 濡らしてた) 涙なんて すぐに乾くのに 言えなかった言葉みたい 拾い集めた貝殻を 砂に埋めてみた さびしいけれど元の場所 みんなおかえりなさい 窓の灯り 遠くはしゃぎながらゆれているの 月の光 恋におちる そんな魔法 彼にかけて 白い綿のワンピース 海の風を抱いてふくらんだ (まるで胸にためていた) 恋の涙 あふれるみたいに あなたのこと胸の奥 忘れられる魔法があったら (ずっとずっと隠してた) 涙なんて すぐに乾くのに 月の光照らしてよ 忘れられる魔法があったら… (ずっと心濡らしてた) 涙なんて すぐに乾くのに (ずっとずっと隠してた) 忘れられる魔法があったら…