うだるような暑さに目が覚めて 借りた本をカバンに詰めた 風に揺れるカーテンを開けて 見てた夢は思い出せない 磨いた鏡をのぞき込み はねた髪を指先で摘んで ため息混じり 昨日と同じ空を見てる 静かに消えた季節を離れ ひとり夏が動き始めた 他愛のないメール見送って 私たちは変わらないまま 想いが羽ばたき空を舞う 白い翼 心を駆け抜けて 小さな胸に決意をひとつ 戸を開けば あふれた明けていく空の陽を浴びて 弾む気持ちだけを胸に 昨日の夢も思い出せる そんな気になれる きっと大丈夫 忘れてた気持ち呼び覚ます アラームが遅れて響いて オレンジ色に街が染まる 朝が未来を照らす どんな時も 輝きだした並んだ木々が 風に吹かれ騒ぎ始めた 並ぶバス停かすれた声が 何か叫ぶ 心の中で 高鳴る鼓動のシグナルを 君と同じ回線につなげて 今から同じリズムを刻む 手を伸ばせば 浮かべた笑顔が雲を吹き飛ばし 目指す道筋だけ前に 沈んだ心つかみ上げて空に打ち上げる そっと信じてる 知らないところは風任せ 進む足はテンポを上げて 願う事は今の勇気 そうよ世界が変わる こんな風に 擦れた夢のパノラマ 二人で分け合えたなら 瞳を閉じればそこは 広げた手と手を重ね 心の鍵を開けたら 止まった時間も今は きらめき始めた あふれた明けていく空の陽を浴びて 弾む気持ちだけを胸に 昨日の夢も思い出せる そんな気になれる きっと大丈夫 忘れてた気持ち呼び覚ます アラームが遅れて響いて オレンジ色に街が染まる 朝が未来を照らす どんな時も 思うままに映し出せるパノラマを 終わり