冷たい季節が始まり 吐息も白く曇る頃に 行き交う人々の影 いくつも追い越してく 足早(あしばや)に街を歩けば 懐かしい景色思い出して まるで忘れていたようで 少しだけ切なくなる 時は巡りやがて大人になり 大切なことさえ忘れてゆくの? この気持ちは今だけなの? 考えたくない 果てなく広がる空から 粉雪が舞い降りて いつか感じた気持ちを ほんの少し思い出す 幼い私だった 心にそっと降り積もり 隙間を埋めてゆくよ あの日描いた未来は 近づくほど遠く見え 届くことないとしても 諦めない 一人で生きて行けるほど 強さがあるはずもなくて また戸惑いくりかえし 傷つくことばかりで 時は決して止まることはなくて 未熟(みじゅく)なまま一人とり残される 強がることそれだけしか 自分になれない 果てなく広がる空から 粉雪が舞い降りて いつか感じた気持ちを ほんの少し思い出す 幼い私だった 心にそっと降り積もり 隙間を埋めてゆくよ あの日描いた未来は 近づくほど遠く見え 届くことないとしても 諦めない