憂鬱な表情で列車を待つ  人々の心模様は病み 人を愛する手段も無く  只降り注ぐ絶望の声 不意に降り出した雨の中  冷たく刺さるナイフの雨 此処に恵みはあるのかさえ  分からずに独り立ち尽くし ふと歩いていた独りの少女と出逢う 視界さえも失われ どしゃぶりの孤独に震えてた 感覚はもう戻らない  それでも何処か笑っていた どしゃぶりの病みの中で 誰かに触れて欲しかった 愛の温もりさえも知らずに強く生きようと願う子供達 僕は愚かで唇を裂いた 君が与えてくれた物それさえも分からず独り立ち尽くし 自問自答じゃ分からない ねぇ優しい雨に  その身を委ねてごらん 手を広げた君は  天使の羽を授かった 感覚はもう戻らない  それでも何処か笑っていた どしゃぶりの病みの中で 誰かに触れて欲しかった 盲目の少女と出逢い  此の世界に殺されぬ 僅かな生命の強さを  誰かに聞いて欲しかった……