[00:33.810]帰り道は夕日を背に [00:39.580]君の少し後ろを歩く [00:45.800]背の高い君に合わせ いつも歩幅が大きくなる [00:55.580]この坂を登りきってしまったら もうわかれ道がすぐそこに [01:06.740]君はうつむいて 「あと少しだから」と [01:12.320]顏も見ず 私に手を差し出す [01:19.970]ありふれてる 幸せに戀した そんな時が 今も優しくて [01:30.800]振り返れば その手がすぐそこに あるような気が今もしてる [01:41.960]いつのまにか 君だけを見ていた 君がいれば 笑っていられた [01:52.900]觸れた指に 伝う鼓動さえも その全てが愛しかった [02:26.890]わかれ道で指を離し 二人背を向けて歩きだす [02:37.829]ふと振り返った先に 君の姿はもうなかった [02:48.760]君の話すこと 君の描くもの [02:53.910]今日見た景色を忘れない [02:59.490]けど思うほどに なぜだか怖くて [03:05.600]長い影の私もまた 揺らいだ [03:12.940]ありふれてる 幸せに戀した そんな時が 続く気がしてた [03:23.990]何もかもが はじめての思い出 明日のことさえ知らずにいた [03:35.400]どんな時も君だけをみていて 君のために笑うはずだった [03:45.980]だけど時の中に逸れてゆき 君の手が離れてしまう [04:41.290]ありふれてる 幸せに戀した そんな時が 今も優しくて [04:52.120]振り返れば その手がすぐそこに あるような気が今もしてる [05:03.160]夕日を背に 長い影を連れて 今一人で この坂を上る [05:14.320]目を閉じれば 誰かを探している 幼き日の私に出会う