[00:24.187] [00:34.155]指さした先のほつえに明かり [00:37.983]頬をなでる ささめく きらら [00:43.508]おもいで こころ通せんぼ [00:49.744]揺れた けいのほ [00:52.824]ときいろに染まる 小さなほお [00:56.989]ぽけっとの中で結ぶ 愛しさ [01:01.449]といきぼたんゆきと昇るそうし [01:05.823]胸に積もっていく心 きらら [01:10.885]ときに流るる深雪(みゆき)のひめるひよくの芽 [01:16.653]寄り添う波 うすらいの下 [01:20.187]みずかがみ映す月 たゆたえてさざめおよぐ [01:26.293]星の舟 背に乗せながら [01:32.451] [01:38.371]絆を思う日あればそれでよくて [01:44.652]妙に雪澄めたことも 言の葉に募った [01:53.411]しずえの影で [01:56.619]「そうね」とこうるいに浮くしじま [02:00.995]ぽろり ぽろり と泣き虫屋さん [02:05.451]「山紫水明だ」とまぶかぼうし [02:10.044]ねえ ここがいいね しずれ 声あげた [02:14.763]降り続く雪を指に託して流した [02:20.178]小舟浮かぶ 小夜の波間に [02:24.212]抱き締めた迷子 遙かより近くにうなずき [02:30.155]はじめて泣いた 強がり屋さんが [02:33.853]幸せを数えたら 指が足りなくなった [02:41.573]寄せ合わせた頬の隙間を埋める迷い星 [02:55.003] [03:00.746]うみべりであそぶきらぼし [03:08.492]小さくなる光の点滅に触れ [03:14.525]瞬く度に映る 二人の影 妙により澄める [03:25.970]星が回る [03:29.298]飛んでいく影帽子 光飛沫に消ゆ [03:33.906]波紋に月踊り 舟昇る ぬかぼしの川を [03:40.183]静かに揺れて みおは尖りなき朧 [03:44.875]薄氷にちりばめて光る星がささめいて [03:51.666]二人の影を消していく [03:54.146]時代に流るる深雪の密める比翼の芽 [04:00.042]摘んだのは はくらくの名残 [04:03.698]幸せの意味とみづき [04:06.744]去るかざはな抱き 思う [04:09.698]「あなたに会えてよかった」 と [04:17.394]