作曲 : lbg 作词 : koronko 第四章 悪魔(デビル) 無駄(むだ)な時間(じかん)を消費(しょうひ)した挙句(あげく)に 向(む)かうべきところすらわからない 神(かみ)を冒涜(ぼうとく)する人間(にんげん)の くだらない現実主義(げんじつしゅぎ) 望(のぞ)みが叶(かな)えれば形式(けいしき)を問(と)わない 黒(くろ)き翼(つばさ)がたったひとつの救(すく)い 待(ま)ちくたびれた魂(たましい)にとって もはやイノチなど どうでもいい 都会(とかい)の隅(すみ)でジワリと広(ひろ)がってゆく赤(あか) いつの間(ま)にか床(ゆか)に横(よこ)たわるのは 約束(やくそく)を意味(いみ)する錠前(じょうまえ) 姿(すがた)を消(け)し去(さ)ったのは いなければならない少女(しょうじょ) なにもかも手品(てじな)のように 運命(うんめい)に踊(おど)らされた道化師(どうけし) 無様(むざま)に散(ち)らかされた捨(す)て駒(こま) 光(ひかり)に影(かげ)が伴(ともな)うように 惨劇(ざんげき)もまた奇跡(きせき) 回(まわ)る回(まわ)る歯車(はぐるま)に 回(まわ)る回(まわ)る時計(とけい)の針(はり) 赤(あか)い月(つき)を背景(はいけい)に 笑(わら)う笑(わら)う殺人鬼(オニ) 「ナレーション: Thirteen 天罰が第五の苦を引きちぎり Fifteen 再構築と第七の予言が重なりあう リア:あなたは、天使ですか?わたしを、この牢籠(オリ)から解放させてくれる天使なのですか? リリス:ふう~天使かしら? ナレーション:真っ黒な羽根が振り落とされ、赤い月を遮る影も消え去ってゆく リリス:我は、人々からよく「悪魔」と呼ばれる者だよ~」 快楽原則(かいらくげんそく)に従(したが)う少女(しょうじょ)に 魂(たまし)をもぎ取(と)る悪魔(あくま) 許(ゆる)されざるその契(ちぎ)り おんなじことの繰(く)り返(かえ)し まるで時代外(じだいはず)れの人形劇(にんぎょうげき) 少女(しょうじょ)は何度(なんど)も支配(しはい)されるのでしょ 定(さだ)められた永遠(えいえん)とも知(し)らずに 「ナレーション: 開かれた欲望の扉 詩音の最初の幻想 赤き月が空から消え、どんどん近づいてくる「ソレ」は一体…」 「私の歌声、聞こえますか。」