[00:13.640]見上げれば夕立を [00:16.070]降らすつもりか いつまでも [00:19.130]ただ気付けば忘れてる [00:22.170]あの熱い色と輪郭を(また 重なる) [00:25.170]真夜中の待合室に (相室に溜まる) [00:28.220]溜まる息は紫色 (紫色の実) [00:31.260]誰かが立つ窓の外 (会う時の空は) [00:34.250]暗く淀む茜色して (茜色してた) [00:37.330]そこに浮かんでた顔は [00:40.730]鼻や瞳がないけど [00:44.430]歪んでる唇だけが [00:47.850]少し笑って見える [00:52.140] [00:52.390]あれが瞬くのは誰を導くためだ [00:58.560]何故 回り続けて零を重ねる [01:04.340]君に捉えられる時間がまだあるなら [01:10.760]迷い路 消えない火 「H」の魔物 [01:16.390]誰何記号群 [01:20.740] [01:29.520]繰り返す夕立の [01:32.060]隙間からやっと息をして [01:35.110]透明な膜の中で [01:38.120]今も鳴いているカナリアが (いま もういちど) [01:41.180]ねじ巻き式のアナログな (アナログなデヰト) [01:44.220]時計の針 飲み込んでる (飲み込んでる声) [01:47.200]悲鳴と退屈だけで (何も足りないのなら) [01:50.270]埋まるメモリならへし折ろう (へし折られた) [01:53.400]終わらない旅路に [01:56.120]仮想的終点を建てて [02:00.290]幸福と名を付ける人を見て [02:05.080]君は笑った [02:08.109] [02:08.430]きっと瞬くあれを見て 見えてるほうが [02:14.570]もう手遅れなんだと気づいたから [02:20.370]新しい列車が走る予定の道を [02:26.670]蹴散らし飛び込んだ 君の居る場所 [02:32.360]誰何記号群 [02:37.060] [02:59.260](もうすぐ桜が咲いて) [03:04.340](いつか春と呼んだ季節になる) [03:11.480]未だに天蓋は動かないまま [03:16.840]時も場所も同じ数のまま [03:23.120]そこがどこで 誰が何で今があるのか [03:29.229]鉛筆の折れそうな [03:32.490]鋭角で描く伝説の童話 [03:38.020] [03:38.120]君が輝くのはその先にあるものが [03:44.150]蜃気楼さえ現実的なほど [03:49.910]誰が何だと分かるはずないものだから [03:56.320]秘かに飛び込んだ 君の居る場所 [04:01.970]誰何記号群 [04:06.370]