午前五時 朝焼けを前に 群青色に染まったこの街を眺めた 思い出巡りも終わって 後ろ手で昨日への扉を閉ざした 手探りで進む知らない街は とても冷めたくて 光が見えなかったとしても まだ夜明け前さ 新しい朝焼けに 世界は紅く染まる 希望を照らすように 拙い僕らもきっと なんとかやれるはずさ 怖がらないで 今日を迎えよう 涙も乾いた三月最後の日 まだ小さな蕾を眺めた 僕らもこの花の様に 明日には美しく空へと咲くかな 現実に追われ 今を生きる事はあの頃を 忘れるわけじゃなくて 背中で感じていたいだけさ 懐かしい夕焼けは 僕らを朱く染める 時間を戻すように 幼い僕らもきっと 大人になれるはずさ 笑いながら 今日を見つめよう 明日に怯えて 眠れない夜は 君も同じはず あと少し 朝がやって来たら ほら何でも無いさ 新しい朝焼けに 世界は紅く染まる 希望を照らすように 拙い僕らもきっと なんとかやれるはずさ 怖がらないで 今日を迎えよう 眩しい光に目が覚め 今日もまた朝が訪れる