ジリジリした太陽が 心を焦がしているようで 昔から ここに居た 好きだった 坂道の 二人だけの いつかのヒーロー 約束したこと「まだ覚えてる?」 少年だった僕は どれもが大きいものだった 新しかった知らなかった ラムネのビー玉光に照らしたら 僕の綺羅星みつけたから 裸足で立ったビー玉の 痛みは無いから夢なんだ それでも涙の味がして 窮屈になったブランコに乗って 割れたガラスを海に沈めた どうしようもない気持ちを6回続けたら どうにかなる気がしたんだ いかないで いかないで いかないで キラキラしたビー玉は あの頃忘れたもの 今でさえ 君を待つ 変わらない 坂道の先 君だけが 今ではヒーロー 強がったのは「寂しくないから」 大人になった僕 あの日刻んだ背くらべも ちっぽけだった無意味だった 抱えたビー玉空に透かしても 君は応えてくれなくて 裸足で立ったガラスの上 平気で歩いているけれど それでもチクリと胸が傷んで 窮屈になったブランコに乗って 割れたガラスを海に沈めた 埋めたくなった思い出を8回 続けたら どうでも良くなったんだ いかなくちゃ いかなくちゃ いかなくちゃ 全てを思い出せなくて 君を思い出せなくて 覗いても 覗いても ボヤけた視界が広がって 「今 なにを していますか」 「どこに いますか」 「今も ここで 待っています」 あの日の夏のオトだけが耳に残って 君が笑った夢をみた 僕だけのビードロヒーロー どうしようもない気持ちを何回届けたら 君に追いつくだろう いかないで いかなくちゃ 窮屈になったブランコを降りて 沈めたビー玉拾い上げた どうしようもない気持ちを13回続けたら 愛おしくなってしまった 会いたいな 会いたいよ 「会いたいね」