黄昏に沈みゆく色褪せた街 傾いた夕日が陰を伸ばす 道端の白線を踏みながら 踏切の警報 鼓膜を揺らす 二人の間に下りた遮断機 重なる視線 すれ違う心 二人もう少し優しかったら 傷つく事も無かったのにね 呟いた言葉は風に掻き消されてく 囚われた雨が頬を伝う 届かない背中は夜の街に消えて 伸ばしたその腕はただ空を切る 無関心装った風景を 冷ややかに眺めて溜め息一つ 道端の石ころを蹴りながら うつむいて歩く ひとりぼっち 二人の世界を横切る線路 憂鬱な時間 なんで? 問いかける 使い古された繕う言葉 耳に届いても心動かない 新しい明日は手の届かない場所に 失った日々が視界閉ざす 紡いだ想い出は今は涙とともに 最後の花びらがただ舞落ちる 新しい明日は手の届かない場所に 失った日々が視界閉ざす 紡いだ想い出が今は涙とともに 最後の花びらはただ舞落ちる 新しい明日は既にこの手の中に 失った日々が瞼彩る 紡いだ想い出はいつか笑顔と共に 大切な記憶になりますように