砂に運ばれる僕は 彼女のどころへは 辿りつけないのです 僕のゆびさきは ずっと濡れたままで これからも乾くこどは無くて その指先で 描いた絵をなぞって ただひたすらに ただひたすらになぞって そんな僕らでした