目を開いた今瞬いた 夜空の下一際輝いた 少し離れた場所での光景は幻想の様でもあって目を奪われてる 芯に響く音が此処が現実だと教えてくれた 数多の晩を忘れるほど別物 瞼の裏に焼き付いた 帳色とりどり消えては咲く 探索する空 夜の帳 時も止まり 星の隣に 見つけた居場所は愛おしく 涙を流した人も居る 掛け替えないこの夜に 現実感無いこの夜に 煌めく今だけはこのまま 儚く散るまでは 静かに響く 祭囃子 もう夏の終わり 空白の座る隣 いつの間にか皆大人に 何処から見た 同じ空の下に居た 一つだけ違う光が見えたような気がした 何処にでもある誰にでもあることにでも つい言葉を失くす まるで散り際の打ち上げ花火 頬を伝う枝垂柳 きっと何処にでもある 誰にでもあることだからこそ儚く 僕は泣く 刹那の中で咲き誇る やがて 散ることも知っているけれど 切なる思いを重ねて あの空に 見送った 打ち上げ花火 賑ヤかな音の麓に皆が居ることも知ってレるけれど 色とりとりの光を浴びながら まだ誰も振り返らない もう二度と会えないこと わかってるよ 待てないのも そこにいると泣けないよと 笑ったまま振り返らない もう一度会いたいのも 何故かうまく笑えないのも 今の君に伝えたいことを 乗せて散った打ち上げ花火 もしまた君に会えたら 昔の話はしないだろう それは切ないから 痛みに近いだろう 季節も一つ過き去った 初雪が降り出した 距離よも近付いた あの夏が好きだった でも後悔なんてしてない 当たり前に続いていくだけの世界 正解不正解の唯一の例外 記憶の中 いつまでも見ていたい なんてずるすきるかな まだ少し早いかな 観は見せないで笑う 寒空に咲いた花 聴こえてくる虫の音も変わる 灯りが無くなる夜が長くなる 夕暮れが早くなる 両手に息を吹きかける去年と変わらず 遠い番の事の様に照りつける太陽を懐かしんだ とてもじゃないが忘れそうにもない そんな予感がしたんだ 巡り巡れとあの季節は一度きりだ 思い返すいつの日にか 様々な場面は綺羅び々か 景色の中にはいつも君が 目を奪われていたのは今ではとちらかはもうわからない 少し運れて空に鳴らした 余韻残して消えては咲いた 刹那の中で咲き誇る やがて 散ることも知っているけれど 切なる思いを重ねて あの空に 見送った 打ち上げ花火 賑ヤかな音の麓に皆が居ることも知ってレるけれど 色とりとりの光を浴びながら まだ誰も振り返らない もう二度と会えないこと わかってるよ 待てないのも そこにいると泣けないよと 笑ったまま振り返らない もう一度会いたいのも 何故かうまく笑えないのも 今の君に伝えたいことを 乗せて散った打ち上げ花火