真っ赤な空の底に沈む 消えてしまった人の声を ゆっくり ゆっくり 探して歩く 途方も無いけど あいつは誰よりもデカくて 逞しい足で跡を残す ゆっくり ゆっくり 振り返らずに 何も語らずに...... 腕を広げれば空まで飛べる 風を探せば海も渡れる それでも 居場所を忘れて あいつは 大地を歩く (遠吠え) 大地を進め 闊歩するケモノ 尖った石を踏んで出来た 痛ましい傷も日々を乗せて ゆっくり ゆっくり 困まっていく 誰も気付かずに...... その傷はきっと大きいだろう 立ち止まったら癒えるはずだろう それでも 痛みを覚えて あいつは 大地を歩く (遠吠え) 迷わず進め 闊歩するケモノ (遠吠え) 世界を見つめ 魂を集めて 大地を進め 闊歩するケモノ