[00:00.98] [00:26.94]揺られている。途切れることはなく、人はすべて揺られている。 [00:36.23]乳呑み子は教えられた。これからの日々を堪えるように。 [00:44.88]揺れ続ける籠の中にいれば、変わらない距離ではいられない。 [00:54.36]当然でしょう。人という型は皆違うのだから。 [01:02.00] [01:05.52]隔たりを煩うなよ。 [01:14.59]生き抜けば等しいのさ。 [01:23.58] [01:39.38]君と僕の穢れのない手首を紫色の痕が残るほどに、 [01:48.63]鋼の糸できつく縛りつけたくはないだろう。 [01:57.19]だから、揺れ続ける籠の中で生きる。 [02:02.05]定められた日々にあっては、 [02:06.87]何者かとの差にはどんな意味も生まれはしない。 [02:15.65] [02:17.89]隔たりを煩うなよ。 [02:27.04]生き抜けば等しいのさ。 [02:35.98] [02:51.80]揺られている。途切れることはなく、人はすべて揺られている。 [03:01.02]何者にも成れなかった今こそが正しい。 [03:09.92] [03:32.34]隔たりを煩うなよ。 [03:41.22]生き抜けば、等しいのさ。 [03:50.16]隔たりを煩うのは、 [03:59.28]生き抜いて寄り添うときに。 [04:15.27]