素晴らしい世界は 出入りする者を選ぶ。 あぶれた者同士で踏む醜いステップが悲しい。 救いようのない 日々の隙間に見落としていた風景をつなぎ合わせた。 君にも見て欲しかった。 明日の朝が来るまでには、世界は変わってはいないだろうけど。 君の永らえた現実を失くさないための歌を放った。 この旋律が忘れがたみ。明日の朝までの忘れがたみ。 素晴らしい世界が本当にあるというなら、あの子を助けてあげて。 天の導きというやつで。 “許して”を繰り返していたことだけが記憶に残る。 黙(しじま)で話をしましょう。永遠に声は届くだろう。 素晴らしい世界にたどり着くのは、 交叉路に大海を見るくらい難しい。 あるいは君の旅立った先が、と祈っています。 明日の朝が来るまでには、世界は変わってはいないだろうけど。 君の永らえた現実を失くさないための歌を放った。 明日の朝が来るまでには 世界は変わってはいないだろうから、 君を見限った現実を認めないための歌を放った。 この旋律が忘れがたみ。明日の朝までの忘れがたみ。 この旋律が忘れがたみ。次の君までの忘れがたみ。