[00:10.69]世界の果ては 案外近くて [00:15.17]見下ろした先は 盲目の世界 [00:19.88]毒が廻って麻痺したのは [00:22.05]存外 喜怒哀楽かもね [00:24.82]皮肉なことに一番 [00:26.90]嫌いなものだけは残った [00:30.48]消えてしまいたい 忘れられたい [00:32.48]こんな僕に差し伸べられた [00:35.61]名前のない花の色 鮮明に映った [00:39.81]消えてしまった 忘れ去った [00:42.13]感情を指折り数えて [00:45.17]どうやら僕には何も [00:48.65]誇るべきものがないんだ [00:52.71] [01:02.36]話したいんだろう 求めたいんだろう [01:06.70]押し付けられたのは 安っぽい偽善 [01:11.46]知らないふり 即ち防御 [01:13.61]そんなに強く出来てないよ [01:16.32]どうして他人事には [01:18.46]甘い蜜の味がするんだ [01:21.84]逃げてしまいたい 目を逸らしたい [01:24.33]そんな残酷な現実は [01:27.04]僕以外の人たちにはどうでもいいことで [01:31.33]そんなことも分らないほど [01:33.67]子供じゃない 純粋じゃない [01:36.64]「じゃあ一体なんなの?」 [01:38.93]君は何て答えてくれるの [01:44.59] [01:45.17]枯れたと思っていた [01:49.69]蕾に気付いて 涙が流れた [01:56.24] [02:02.76]消えてしまいたい 忘れられたい [02:04.86]こんな僕に差し伸べられた [02:07.99]花の名を呼んだその時 蕾は開いた [02:12.18]こんなにも愛おしく [02:14.41]スローモーションで開いてく [02:17.57]最後の光景 やがて [02:21.04]光とともに消えた [02:25.26]