[00:00.00]終焉の大地の果て [00:03.65]残された子らは [00:04.84]頼りなく小さな手を 重ねて [00:08.81]健やかなる時も 病める時も ただ信じて…… [00:12.93]「共に分け合っていこう」 [00:17.53]作词:ひとしずくP/やま△ [00:25.02]作曲:ひとしずくP/やま△ [00:32.97]人の智を超えて 思い上がった愚かな羊に [00:38.07]神の裁きが下った [00:40.57]滅びゆく世界を 守り続ける「アイの塔」には [00:45.39]世界の寿命が灯る [00:50.26]若者の村に 王国の使者がもたらした [01:00.79]予言の報 [01:02.90]針子の少女に 誉れ高き【次のメシア】へと [01:07.90]神託が降りた [01:10.45]塔の中に 守られし【祝福】は [01:13.55]9つの メシアだけが賜う【栄光】 [01:17.40]君と共に 僕らも塔へ連れ立とう [01:21.48]滅びゆく楽園の命、繋ぐため [01:25.53]祝福をこの手に 心、打ち鳴らし [01:29.11]栄光を掴み取れ 懸命に…… [01:32.44]信じ合う仲間とともに 助け合えば [01:36.44]恐れるものは、 なにもない [01:40.24]最初の祝福を [01:43.10]命が渦巻く【華やぐ波】の扉へ 手を伸ばす [01:47.84]ふと、大きな手を重ねて 青年が言った [01:53.44]「共に分け合っていこう」(あはは……) [01:57.70] [02:10.73]メシアを押しのけ 横取られた最初の祝福 [02:15.01]仲間たちは いがみ合い [02:17.17]2つ目の扉 赤き目を血走らせ [02:20.49]剣士は【炎の宴】に興じる [02:24.01]【恵みの陽光】を勝ち取って [02:26.13]悦に入る姉の手を振り払い [02:30.35]悔しげな顔で 妹は【安息の闇】へ [02:34.97]息巻いて進む [02:37.01]「選ばれたのは、私なのに……」「「独リ占メハ許サナイ…」」 [02:40.45]「欲」は人を変えてしまうのか? [02:43.28]僧は祝詞を【揺蕩う大地】に捧げて [02:46.74]詩人は【雷鳴の囃子】口遊む [02:50.19]祝福をこの手に…… 心、研ぎ澄まし [02:53.74]栄光を奪い取れ 我先に… [02:56.62]信じ合う仲間は、何処へ…… 誰もが、敵? [03:00.56]断ち切りなさい 過ぎた愛を [03:03.56]【旋風のロンド】に 踊り子が舞う [03:06.97]双生の姉は 片割れを押しのけ [03:10.00]【白銀の園】へ [03:10.85]歓喜の雫は 流れる間もなく 凍てた [03:17.06]9つ目の祝福は 眠れる【マグマの胎動】 [03:23.44]双生の弟は メシアを欺いて [03:28.22]誇らしげに笑った [03:30.43]信じた仲間に裏切られ [03:33.97]【祝福】はすべて 横取られた [03:37.97]灯らぬトーチ 掲げながら [03:40.96]祈りの祭壇へ…… [03:47.72]塔の中に封じられし【祝福】 [03:50.89]……という名のメシアに課せられた【贖罪(しょくざい)】 [03:54.40]【贄】と共に 乗り越えたメシアよ [03:57.04]今こそ 新しき楽園の命、繋ぎたせ [04:03.40]荒波に溺れ沈み [04:05.62]業火の海を舞い [04:06.91]無慈悲な干天に頽れて [04:10.00]永遠に明けぬ闇に狂い [04:12.39]大地に呑まれても [04:13.66]君独りで、いかせはしない [04:17.65]裁きの雷に打たれ [04:19.11]風刃に裂かれて [04:20.08]心ごと凍らされても [04:22.17]灼熱を這う [04:23.04]健やかなる時も 病める時も ただ信じて…… [04:27.18]「共に分け合っていこう」 [04:30.25]導きの灯を繋げ 尊き贄の果て [04:33.58]愚かなる連鎖は 永遠に繰り返す…… [04:36.54]信じ合った仲間たちに 助けられて [04:39.85]勝ち取った灯を 高く掲げて [04:43.67]暁の鐘が鳴く 栄光の調べ [04:46.61]神の威を授けられたメシアは [04:49.69]独り静かに笑いながら……(あはは…) [04:54.53]9つの「哀」を生みて [04:58.00]祭壇に手を伸ばした [05:04.00]【end】