緩やかに染み込んで受け入れている この口から 皮膚から 柔らかく少しだけ痛くなる この心から 耳から 焦がした胸 癖になった満たす快楽 震え上がりもう一度 心妬く 苦味はさほど感じなくなって 慣れてしまえば心地良い害悪 そうやって無自覚に向かう 誰かが何処かに目印を立てた 行き先も告げずにもう戻れない 狭く蔓延る憂鬱を取り込み撒き散らし 緩やかに染み込んで受け入れている どこから 愛と夢から 湯冷ましのような優しさで 慣れてしまえば心地良い害悪 そうやって無自覚に向かう 誰かが何処かに目印を立てた 行き先も告げずにもう戻れない 狭く蔓延る憂鬱を取り込み撒き散らし 何も不都合なんて無いでしょう 依存それも良いでしょう 今はただ一つ憧れる道標だけが それと生命とはまた将来の話