作词 : 凋叶棕 作曲 : ZUN 棺揺らせ その出で立ちその者に伝わるよに 鈴鳴らせ その道ち行きその者に伝えるよに これなるは野辺の送り 諸人人ごと見やれば 手を合わせ 散る花のその名残を惜しむ間まで 頭垂れ その影長く長く空の暮れゆくまで 風吹けば死出の山路 消ゆる雲の行方知らず かくも 痛きかな かくも 哀しきかな なれど 死を知らず 弔うなくば 明日知れぬは皆々同じ などなどか忘れ申さん 命あるものなれば—— やれ歌えあれらの歌 その大きな響きそのままに それ歌えあれらの歌 耳をすませば聞こえてくる その意味は誰も知らない どうせ意味など意味も無い ただただ興味のあること ただただ真似していればいい いつだってどこか何か 楽しげなことを探してる 耳のこる不思議な言葉 声あわせ歌えばたのし かくも いたきかな! かくも かなしきかな! なれど しをしらず とむらうなくば あすしれぬはみなみなおなじ などなどかわすれもうさん いのちあるものなれば! その涙 その歌う所作 その意味も 何も知らずに そも死を知らぬものたち 誰もかも聞かれぬ歌 かなで奉りて 弔うものなきまま 歌うは妖精(命なきもの) そして 縁知らず埋もるものも 縁知られなお消ゆるものも いつの日か 遍く聞けよ あれ歌う屍の歌 しをしらず とむらうなくば あすしれぬはみなみなおなじ などなどかわすれもうさん いのちあるものなれば・・・