つぶやいた言葉は ざわめきにかき消されて たいくつな瞳で 誰かの手を探してる ゆらめいた 水面の向こうへ 手をのばしたら 君を包んで はじまる物語 あふれる光 透き通る風 はるかな刻を駆け抜け とまどってなんか いられないから いつだって前を見つめて その先へ 本当の気持ちは 強がりにすりかわって 臆病なつま先 いつもの道選んでる うつむいた 鏡の自分を 笑い飛ばして ドアをあければ ひろがる物語 うまく飛べない小鳥みたいに 空を見上げて泣いてる こわがらないで 一人じゃないよ いつだってそばにいるから ほらここに看 くりかえす 螺旋の狭間で めぐりあえたら 君の両手に つながる物語 数え切れない 夢のかけらを 古いバッグに詰め込んで かけがえのない 大事な人が 見知らぬ街で待ってる 水面をはねる 小石のように 石畳を駆けてゆく 止まらないんだ 迷わないんだ いつだって前を見つめて その先へ