反町と共に 大都会のノイズの中で 少年は生きた 孤独から解放された代償は 血なまぐさい世界でも 戦いの日々だったが 彼はそれで満足だった まるで、これまでの人生に 欠けていたものを 取り返そうとでもするかもよ 反町をしたい そして、多くのことを学んだ 生まれて初めての笑顔 それを見せたのも この時だった 敵対する組織との抗争で 反町とともに 数十人の叩きのめした後に 二人は顔を見に合わせて にっと笑あったんだ この至福の瞬間に 彼の耳に届いていた音は 周りに倒れる敵の呻き声だった だから その日以来彼は 誰かのあげる呻き声が好きになった そして 少年は大人になった 彼を取り巻く音は 相変わらず 大都会の汚れきったノイズと 敵いり道だ呻き声だけだった それにすがって行けば行くほど 自分の居場所は ここにしかないと思うんだった 彼はもう、孤独ではなかった この時間が永遠に続くと そう考えていた だが あの日 「そりまちは 死んだ」 それを聞いた瞬間を 彼の中から 都会のノイズわ全てきおせ その後に残ったのは 彼自身の発する 別人のような声だけだった おおやさんよ 良くも反町の兄貴をはめてくれたら 覚悟はできてんのか 兄貴はよー 俺の左の拳を褒めてくれたんだ こいつって今 ぶっ殺してやるからなあ