どうしたら伝わるかな きみの視界を、世界を ぼくもなぞれたら そうしたら解るのかな きみの心をぎゅっと 締め付けるもの 言葉を飾り立てて 語る想いの深さは 何も伝わらない 少しも飾らないで 言えたらもっと 近くに行ける気がするけど でもぼくら 子どもじみた意地で 簡単なことが守れない こんなにも離れていた時間は ……ああそっか いままでなかったな 泣かなくていいよ きみには隠していた ぼくの心で揺らめく消えない炎で ちいさな星を燃やそう きみの帰りを待つ灯台にしよう ぼくらは幼すぎて 同じ秘密を抱えた気持ちに浸って でもきみのことをまだ ぼくは何も、何も知らない 教えてほしい 一度欠けたパズルのピース 他ではもう誰も埋められない だからぼくはきみの隣がいい いまもきみを求めてる まだぼくら 子どもじみたままで 簡単なことが解らない だけどいま解り始めたから 次は失くさないで済むよ 泣かなくていい 夜の空 星を運ぶ鳥 ぼくもその背に乗せてよ 逢いたいよ 胸が軋むほど こんなに寄り添ってほしいのは きみだけなんだよ それだけなんだよ