優しさだけでは だめ 崩れてしまう ひび割れた現実に 触れた指を見てよ 痛い 君のその隣で揺れてる 花の名前は知らない 雪月花 光のない闇を 歩いてきた 四季折々 君の歌 口ずさんでいる 空っぽの 胸が軋む 遠く響いてゆけ 雪月花 いつか 君に もう一度だけ 会えるのなら だめになった 僕を見て 笑ってほしい どんなに傷ついて 彷徨っても 君には近づけない 教えて 疲れ果てた 僕の終わりに 飾るための花を 正しさだけでは だめ 壊れてしまう 温かい過去を 謳う喉がやけに 痛い 君のその隣で揺れてる 花を見て微笑んでいる 雪月花 光のない闇を 選んできた 四季折々 君の翳に甘えている 明けない 夜が 今は とても心地よくて 雪月花 もしも 君に もう一度どけ 会えるのなら その手 今度こそは きっと 離しはしない こんなに錆びついた 世界でも 君がいたはずの世界 それなら 見つけ出すよ 君の笑顔に 飾るための花を 君の頬を撫でる風のよう 僕は独り 揺れる炎 雪月花 いつか 君に もう一度だけ 会えるのなら だめになった 僕を見て 笑ってほしい どんなに傷ついて 彷徨っても 君には近づけない 教えて 疲れ果てた 僕の終わりに 飾るための花を