言問わず揺蕩う川の舟 霞む面影、在りし日々 青く茂る雨月の草 宵の御神楽を待つの 其は満ち足る心の音 君の泪を拭う 可惜夜の夢のあと 軽やかにひらり踊る 常しえに巡る月日の唄 春霞、くすむ祝詞の唄 青く苔生す杜の唄 聞食せ八百万の神 そう忘らるる君の声 僕の泪を誘う 幽世の夢の中 たをやかに響き渡る 其は満ち足る心の音 君の泪を拭う 可惜夜の夢のあと 軽やかにひらひらと 忘らむ君の声 いつか泪は涸れて 現世の時に中 また違う夢を探す