どれほど待ち侘びたでしょう 根拠の無い事ばかり 薄汚れた窓から果てない夢見ていた 角砂糖のように甘く すぐに溶けてしまうから ほんの少し戸惑うでしょう 細やかな幸せ 身の程知らずな思いを許してよ たった一度踊ったワルツを あの眼差しを 今も願ってしまう もう一度魔法をかけて この心をあの人に捧げましょう 戻れない 消えてしまったの だから今闇を照らし、ここから連れ出して 今日も同じ空の色 諦めれば楽でしょう 悴む手に息を吐き 思いを馳せるだけ 身の程知らずな私を笑えばいい たった一度重ねた温度を ガラスの傷を 今も願ってしまう もう一度魔法をかけて この惨めな姿が悲しすぎて 戻れない あの清らかな日々は 誰も恨まずに笑っていられたのに もう一度魔法をかけて この心をあの人に捧げましょう 叶わない思いを抱きながら 涙流さずに生きられるの たった一人出会ってしまったの だから時が流れても この身朽ちても 私はここで 貴方を待ってる