おどま亲なし 七つん年で ひとの守り子で 苦労する おどまいやいや 泣く子の守りにゃ 泣くといわれて 憎まれる つらいもんばい 他人の饭は 煮えちゃおれども のどこさぐ おどんが打死(うちん)だちゅうて 谁(だる)が泣(に)ゃてくりゃか 裏の松山(まつやみゃ) せみが鸣く せみじゃござらぬ 妹でござる 妹泣くなよ 気にかかる おどんが打っ死ん(うっちん)だら 道ばた生けろ 通る人ごち 花あぐる 花は何の花 つんつん椿 水は天からもらい水 つらいもんばい 他人のままは 煮えちゃおれども のどこさぐ ねんえした子の可爱さむぞさ 起きて泣く子の 面(つら)憎さ おどんがお父っぁんな 山から山へ 里の祭りにゃ 縁がない