[00:00.78]持て余した手を 自分ごとポケットに隠した [00:05.35]バスが来るまでの間の おまけみたいの時間 [00:12.70]街が立てる生活の音に 一人にされた [00:17.40]ガムと二人になろう 君の苦手だった味 [00:23.42]だめだよ、と いいよ、とを 往復する信号機 [00:29.65]止まったり動いたり 同じようにしていても他人同士 [00:37.63]元気でいるかな [00:42.46]この瞬間にどんな顔をしていただろう [00:48.09]一体どんな言葉をいくつ見つけただろう [00:53.66]ああ 君がここにいたら 君がここにいたら [01:00.06]話がしたいよ [01:05.15] [01:09.57]ボイジャーは太陽系外に飛び出したい今も [01:14.32]秒速10何キロだっけ ずっと旅を続けている [01:21.57]それの何がどうだというのか わからないけど急に [01:26.47]自分の呼吸の音に 耳澄まして確かめた [01:32.79]体と心のどっちに ここまで連れて来られたんだろう [01:41.78]どっちもくたびれているけど [01:44.65]平気さ お薬貰ったし [01:53.35]飲まないし [01:54.47]どうやったって戻れないのは一緒だよ [02:00.00]じゃあこういう事を思っているのも一緒がいい [02:05.78]肌を撫でた今の風が 底の抜けた空が [02:12.12]あの日と似ているのに [02:18.33]抗いようもなく忘れながら生きているよ [02:24.15]ねえ一体どんな言葉に僕ら出会っていたんだろう [02:29.70]鼻で愛想笑い 綺麗事 夏の終わる匂い [02:36.02]まだ覚えているよ [02:42.07]話がしたいよ [02:47.44] [03:42.68]今までのなんだかんだとか これからがどうとか [03:47.63]心からどうでもいいんだ そんな事は [03:53.90]いや どうでもってそりゃ言い過ぎかも いや 言い過ぎだけど [04:00.07]そう言ってやりたいんだ 大丈夫 分かっている [04:05.89]ガムを紙にぺってして バスが止まりドアが開く [04:11.56]