月の光が降りてきて わたしを優しく包む 愛の言葉を唄にして あなたへと伝えよう 優しい瞳に 見つめられて ああ 胸に忍ばせた 痛みさえ忘れる 近づくほどに 心はあく離れて 夢や現(うつつ)やと 焦(こ)がれる初(そ)めし想い 夜の帳(とばり)に隠された ちいさな花のつほみも 月の光に照らされて ゆるやかに綻(ほころ)びる 目覚(ざ)めの言葉を 交わす度に ああ 花びらのような 想いが積もってゆく 泣き濡れた夜は 悲しい夢を見る 愛しい人に 届かぬ誓(ちか)いの もしもあなたの温もりに 抱(だ)かれて眠れるのなら 悪い夢など朝の陽(ひ)に とけて消えてゆくでしょう 初めて会った 木漏(こも)れ日(び)の散る あの 遠い昔に 決められていた事のように 心は色に染まってく 指でちぎった花びらが ゆらゆらと揺れて落ちてく そのひとひらが散るほどに 恋は咲き乱(みだ)れる 愛の言葉を唄にして あなたへと伝えよう