[ti:浄土と阿修羅の金環蝕] [ar:鳥海浩輔] [al:] [00:00.00]浄土と阿修羅の金環蝕 [00:17.77]天の暗示か血飛沫に似た [00:22.77]真紅い冬紅葉が階段に [00:27.77]頬を切り去る 鎌鼬 ( かぜ ) ほどもない [00:32.74]お前の裏切りに 楔を [00:38.99]立ち塞がるものは 今 [00:43.93]抹殺 ( たお ) して 進むのみ [00:47.75]何? 何をほざいているか [00:52.67]まさに 狂い咲きの愚者 [00:57.75]浄土を望むほど 修羅の道となる [01:02.61]この手の花 奪れるものなら奪ってみよ [01:07.76]浄土を臨む故 阿修羅となるのだ [01:12.62]裏腹な運命 ( さだめ ) 重ねて [01:17.08]金環蝕の金は勝つ [01:28.47]ぽとりと首を 落として朽ちる [01:33.47]白銀 ( しろ ) き 徒花へとなるがいい [01:38.40]頂上 ( いただき )で待つ この嶢さから [01:43.38]お前を遺くるのだ 冥府に [01:49.62]何も失わずに 何故 [01:54.61]何かを 得られよう [01:58.68]ただ 咲くだけの野の花よ [02:03.35]真如 知りもしない愚者 [02:08.43]浄土を臨むほど 修羅の戦となる [02:13.36]その眼に忠告う 死ぬというなら死ねばよい [02:18.52]浄土を穢すのか 馬鹿かな反逆 [02:23.39]生も死も 運命 ( さだめ ) [02:26.23]お前は 金環蝕の闇に散れ [02:52.40]天道は似合わぬ 煉獄で焼かれ [02:57.15]それでも 尚 この本懐は燃え残ると… [03:02.26]ああ 幾千万の亡骸の上に [03:07.17]瑠璃色の空が あればいい それで [03:12.34]浄土を望むほど 修羅の道となる [03:17.24]この手の花 奪れるものなら奪ってみよ [03:22.33]浄土を臨む故 阿修羅となるのだ [03:27.21]裏腹な運命 ( さだめ ) 重ねて [03:31.49]金環蝕の金は勝つ