紅蓮の月を埋め尽くした影 闇の葬列は続く 鬼火の吐息存在の散華 穢れるのだすべてが 涙流すのならお前よ祝福を 遂に終わるこの流亡の旅に 破滅への凱歌よ美しき滅びよ 止められやしないときを さあ止めてみるがいい 脱ぎ捨てた仮面 銀色の蜘蛛となり 奈落の底へと向かう 時空の歪みなきがらの褥 永眠れるのだこころが 遠く私を呼ぶお前に永別を 遂に叶うこの最後の夢が 破滅への凱歌よ 弔鐘の喘ぎよ ああ孤高の贄となりて そうわらうのだ 悦びの宴よその涙あおりて 退廃の渦の中に ああ我が身を任せよう 破滅への凱歌よ美しき滅びよ 止められやしないときの ああ恍惚か 天空を切り裂き漆黒の幕とし 愚かなる喜劇にこの手で 幕を引けばいい きえろ今我が身を捧げる