(彰紋) 銀色に 化粧(よそお)いし寒竹林 【裝飾成銀色的 寒冷竹林】 美しき 牢御所(ろうごしょ)にも似て 【華美似牢獄】 幾重にも 氷の絹衣(ころも)まとい 【穿上多層的 冰之絹衣】 溜め息は 雪煙となる 【嘆息化成雪煙】 儚すぎる 冬の蝶に あなた重ね 【冬日舞蝶影 虛幻似君姿】 ああ 恋心が降りしきりて つもる 【戀思悄堆積 重重疊掌心】 (泉水) 水墨画(すいぼく)の 【此世若墨畫】 色彩(いろ)の無き この世界 【無彩亦無華】 孤独映す 胸の氷面鏡 【胸懷冰心鏡 悄然映孤獨】 雪垂 想いに耐え切れずに 【戀若枝頭雪 思已無可抑】 我が心 軋んで震える 【重積在心尖 情思震我心】 健気に咲く 冬菫 にあなた重ね 【冬菫鮮怒放 蓬勃似君姿】 ああ 恋心は吐息にさえ ふぶく 【戀思盈於心 嘆息亦似嵐】 (3人) 舞い降りた風花 穢れなきその優しさ 【雪華空舞降 無垢亦無憂】 何もかも全て 抱きしめるよう 【擁抱世間物 不分貴與賤】 ひたむきな風花 悲哀しみも絶望さえも 【雪華無止息 無論悲與傷】 真っ白に無垢に 染め変えてゆくよ 【落雪復於上 萬物化純白】 (イサト) 柊の 葉っぱ握る手のひら 【葉刺握掌心】 心ほど 痛くはならない 【心痛更尤甚】 雪礫 お前の幻影に投げて 【雪礫擲君影】 答え無き 哀愁(さみしさ)を背負う 【無應負哀愁】 泣きはらした 冬うさぎに お前重ね 【雪兔泣紅眼 與君姿相似】 ああ 恋心が押さえきれず なだれる 【不能抑制的戀慕心 如雪崩般】 (3人) 乱れ散る風花 微笑みでその涙で 【散亂的風花 用微笑用那眼淚】 傷跡を全て 埋め尽くすよう 【將傷痕全部 埋盡般】 幻夢の風花 いつの日か消える人よ 【幻夢的風花 不知何日消失的人啊】 真っ白で無垢な 想い出を残し 【將純白無垢的 回憶留下】 (イサト)本当に好きだよ 【真的喜歡呀】 (彰紋)ただひとり大事な人 【唯一的重要的人】 (泉水)強くなれたなら あなたのために 【如能變強的話 (都是)為了你】 (3人) 風花に包まれ 悲哀しみも絶望さえも 【被風花包著 悲哀甚至絕望也】 真っ白で無垢な 昇華となり舞うよ 【變成純白無垢地 飛舞】